人気ブログランキング | 話題のタグを見る

蝸牛記


日々の暮らし 読書メモ 観劇(レ・ミゼラブルなどミュージカル中心)メモ(筧利夫さん・今拓哉さん中心) 旅行メモ・最近は宝塚にも手を広げてしまいました。
by moriko1012
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

コインブラ物語

前回青年館に行ったのは花組のオグリ。その時も遅刻ギリギリでタクシーで行ったのですが、今日は5分くらい遅刻してしまいました。開演時間を30分勘違いしてたのが悪かったのです…。

さてチケットをとったのは発売日の昼過ぎでしたが、下手でしたが前方で、正直売れてないのかな、と思ったりしてましたが、かなり埋まってました。
客席には、とうこさんと朝海ひかるさん。ともみん(夢乃)とはまちゃん(天緒)が客席降りのときに、「蘭の花のように美しい」とか「朝の海が光ってる」とか言って笑いをとってました。最後は「ア・ビヤント」とも。
あれからまだ半年ちょっとかぁ…。
お話は、んー、原案の話をあまり知らないのですが、微妙だった。皆さん熱演してたけど…。あと轟氏が25歳はキツい。ジェンヌに年齢はないとはいえ、周りのキャストがそれなりに若手だからなぁ。若さゆえの…という雰囲気、やっぱり難しいかも。演技とか殺陣とか、本当に他のキャストとは段違いですから、(まぁ経験値がね)恋におぼれる若者っぽさより、最初の登場からもう「王様!」って雰囲気でしたからねぇ。
まりもちゃん(蒼乃)はもうすぐきりやんの相手役として組替えです。演技も巧いし、歌もなかなか。ダンスはいわずもがな。でもイネスみたいな役より、ミランダのほうがあってましたね。格好いい女役さんになってほしいです。月組のカラーかはわかりませんが・・・。マルグリットは格好いい系でいけるかな。
とよこさん(涼)はこういう王子様系、いいですねぇ。このまえの大長老のあやしさはどこへ、って感じです。メイクもきれいだし。ペドロとのデュエットもよかったし、歌良くなったなぁ。次のハプスブルクの役どころが大変気になります。
優香りこちゃんは、研5さんなのですね・・・。抜擢です。が、華がないなぁ。歌はわりといい感じでしたが台詞回しがちょっとこなれてないように思います。まぁこんなに台詞のある役自体が初めてなんでしょうけど、声質とか立ち居振る舞いが、かなり年上に感じました。
ともみんは、コスタとしての出番はあまりないです。結構歌っていたけど、最期は描かれてないのでわかりませんが、鰯亭の若大将←この表現もどうかと思うけど。になったのかな。ちょっと死亡フラグがたっていましたが、三作続けてしななくてよかった。
さゆみ(紅)はもうー格好良いんですけど、為所ない役だなぁ。黒い風のシーンとっても楽しくて良かったけど、ぶっちゃけ無くても好い場面だった。一幕で死んでしまうなんて、哀しすぎます。客席で登場したとき、かなり至近距離でしたがきらきらしてました。
みやるり(美弥)は、ソロもあってびっくり。さゆみと同じく盗賊だけど、せつない歌が良かった。スジニも頑張ってたけどやっぱり男役さんです。次回新人公演、気になります。
ゆりか(真風)は、前回よりしっかりと舞台に立ってたと思う。美味しい役でした。メイクすると某トップさんに本当にそっくりですが、やっぱり目立ちますね。フィナーレのダンスは頑張れ!って感じでしたけど。彼女は手足が長すぎて自分でコントロールできてないように思うので、その辺ができるようになるといいんでしょうけど。

お話としては、いろいろつっこみどころ満載です。台詞も気になるし。ペドロ王子は「殿下」なのにドン・アルフォンソ王は「王様」←陛下でもいいんじゃないの?接吻とかにもうけました。(キスもへんですけど)他にもいろいろとありますが、極めつけはイネスのラストの台詞。
「おさらばでございます」
なんじゃそれ!最後まで突っ込みどころ満載です。
史実ではコンスタンサは子供を産む時に死んじゃって、(ってかイネスはコンスタンサとペドロが結婚した後に会うので不倫)イネスとの間に子供も生まれるけど、人々にうとまれ(愛人だからかな)、最後は殺されちゃうと。ペドロは国王になった後、その犯人を捕まえてすごい惨く処刑したらしく、残酷王ともよばれているみたいです。ただ政治的には安定期で正義王ともいわれているらしい。つまり愛の泉の血色の石はミランダの血ではなくイネスの血なわけです。その辺を変更してしまったので、話がめちゃくちゃ。ペドロを格好良くするためにいろいろ捻じ曲げた結果、意味不明なお話になってしまったのでしょう。
ポルトガルとの国交150周年記念が関係してるみたいですが、ポルトガルの人を怒らせなきゃいいけどねぇ。

衣装はエルアルコンが多用されていて、「七つの海」なんてフレーズをともみんが歌うもんだから、デジャブ感ありまくりでしたが、しょうがないです。泉のセットは本当に水がでてて、凝ってたかな。後はとくに無しです。

フィナーレはともみんさゆみゆりかの燕尾はぐだぐだでしたが、(ダンスチームは全ツにいってしまったのね)轟さんのオーラが半端なかったです。私の座席のすぐ後ろの扉から入ってくるので、50センチくらいのところで歌っていらっしゃいましたが、すごいです。あれはン十年の蓄積ですね。

若手は轟さんから何かを学べてるかな~。熱さとダンサブルな全ツ組とキラキラ若手なコインブラ組が結集するハプスブルク、楽しみです。
by moriko1012 | 2009-11-03 18:44 | 観劇レポ
<< 外伝ベルサイユのばら アンドレ編 スカピン! >>


カテゴリ
以前の記事
MURMUR
お願いとお断り
※コメント・トラックバック歓迎です。ただしブログに無関係のコメントなどは、予告なしに削除させていただきます。
(マルチポストコメントと思われるので意味ないかもしれませんが、とりあえず掲載します)

LINK
TOSHIO KAKEI
筧利夫氏の公式ページ。
ブログの更新結構頻繁です。

私が一方的にですが、「今さん仲間」と思っている方々のブログ。
続・徒然@篠文鳥
歌う風のように

今後の観劇(散財)メモ
1/21 18:30
相棒
日本青年館
1/30 15:30
カサブランカ
東京宝塚劇場

にほんブログ村 演劇ブログへ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧