蝸牛記


日々の暮らし 読書メモ 観劇(レ・ミゼラブルなどミュージカル中心)メモ(筧利夫さん・今拓哉さん中心) 旅行メモ・最近は宝塚にも手を広げてしまいました。
by moriko1012
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トーチソング・トリロジー 11/25ソワレ

初PARCO劇場でございます。渋谷自体ひさしぶりです。マリー・アントアネット後の微妙な空気感のまま(あ、国際フォーラムでやってたプランタンのセールも寄った。何も買わなかったが)劇場近くの大戸屋でごはん。この前テレビでここの社長を紹介していて、興味もあったので入ってみたのですが、客さばきが下手すぎます。料理は美味しかったんですけど、そしてお安いとは思うのですけど、座席の采配が上手じゃない。待たせすぎです。あと、料理のタイミングがよろしくない。料理は待ちますが、デザートは様子見て用意して欲しい。完全に忘れられてたと思う。
妹いわく、別の店では気にならなかったそうなので、今度は違う支店にいってみようかな。

さて、トーチソング・トリロジーですが。席はI列でしたが遠すぎもせず近すぎもせずという感じで良かったです。
全部で三幕18:00開演で劇場を出たのが21:20ほどでしたからけっこう長いといえば長い。でも長さは感じなかったです。




一幕はアーノルドとエドの話
篠井さんは舞台では初めまして、です。身のこなしが素敵だし、ゲイの雰囲気も良く出てる。何気にうさぎのスリッパがラブリーでした。
それぞれが1人芝居状態ですすむ一幕は、役者の技量がでます。篠井さんは流石でした。電話でのシーンはアーノルドの感情の揺れ動きがよく伝わってきた。セットにアーノルドの部屋とか、エドの部屋とか、スタッド(バーの名前)とか名前がついてて、そのシーンになると電飾でその文字がつく仕組みになってる。分かりやすくてよいけど、個人的にはそういうのはいらないかな~。バーのところ以外は見てれば分かるしね。
アーノルドの側にたって観てしまうからか、いまいちエドの心が伝わってこない気もした。

二幕はアーノルドとアラン、エドとローレル
大きなベッドの上と周りで進行する話。アランの存在が全く気にいらないエド。アランはどういうキャラなのか、いまいち掴みきれなかったけど、スリリングな展開で目が離せなかった。ローレルの企みは失敗に終わり、あろうことかエドとアランが関係をもってしまう。一幕では、結構自分の感情をあらわにしていたアーノルドが、自分の感情を出さない雰囲気だったかな。ローレルのイメージが最初は狡猾な女性だったのが、最後には不安定で脆さを感じさせるように変化したのが印象的だった。

三幕はアーノルドと母、デイビッド、エド
三幕はそれまでと、印象の違うセット。でもスリッパが一緒で相変わらずかわいらしい。アランが死んでいたのにはショック!木内さんの母は良かったなぁ。背筋がピンと伸びていて格好良かった。アランを忘れられないアーノルドと、自分の息子がゲイであることを認められない母親、ローレルと別居してアーノルドの家のソファで寝ている、エド。養子となりつつあるデイビッド。
この芝居全編を通してもいえると思うけど、「受容」が大きなテーマ。誰かを愛するということは、「受容」する「受け入れる」ということ。二幕で、ローレルに「人生に多くを求めすぎてる。自分は誰かに愛している、と言えればいい」と言っていたアーノルドだったけど、彼自身も分かっていながらも、自分を受容して欲しいと思っていたのだと思う。アランとの数年間は、それが上手くいっていたかもしれないけど、彼がいなくなったあとは―。
母親に「自分が欲しいのは愛と尊敬だけ。そうじゃない人は私の世界からでていって」と叫ぶ。そのあとアーノルドは後悔するけど、これは彼の真実の叫びでもあったと思う。でも、アランに「責めるべきは自分自身」といわれてしまう。一幕で「誰も私を愛してるっていってくれなかった。私は?私は愛してない」みたいなこと言ってたけど、それが、数年のときを経て、デイビッドの口を借りてはっきりとした形ででてきたよう。
人は、それぞれいろいろな形で「受容」されたいと願うけど、それが100パーセントの形には決してならない気がする。まさしく、自分が「受容」されることには「自分自身」が深く関わっているんだから。完璧には決してならない不完全な「受容」。でもそのために人は関わりあって生きているんだろうな。
母親が、「アランを忘れなくてもいい。指輪みたいにお前の一部になる」っていうことばは、彼女がアーノルドをほんの少しだけど、「受容」したってことになるのかな。

ウェルメイド=よくできた話と言われるとおり、心が暖かくなる素敵な作品でした。こういう芝居はこのくらいのキャパシティの劇場がいいんでしょうね。エミ・エレオノーラさんのヴォーカルも雰囲気がぴったりで良かった。
今度映画も見てみよう。
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by moriko1012 | 2006-12-02 16:58 | 観劇レポ
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