蝸牛記 |
by moriko1012
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幕間ですー。 お正月飾りから、お雛様へ。年がら年中季節感ゼロの演目をくり返している宝塚ですが、劇場ロビーは季節感たっぷりです。(嫌みかしら。ちょっと心がささくれだっております) さて、新生(という言葉もちょっと古いか)星組大劇場2作目、新作2本立てですよ。それなりに期待して行くわけですよ。 どーんって感じでした。 や、ショーは好みなので、合う合わないはありますので、こんなものかなぁと思います。草野氏の衣装センスはもとより期待しておりませんから。無風はよかったなぁと思っております。琴ちゃんや百花姐さん、アカシの見せ場がけっこうありましたね。とよこさん(涼)や、ともみん(夢乃)の美脚も拝めます。まぁ、意味不明の呪文を銀橋で叫ばされている、若手のみなさんはお気の毒ですが…。 問題は、芝居ですよ~。原作はかなりの長編。どうカットしていくのかな、と心配しておりましたが、不安的中。 もうね、My dear New Orleansでも思いましたが、植田女史に人種関係のテーマ(ユダヤ人は、厳密には民族ともいえない場合がありますが)は遠慮していただきたいですよ…。 マリア・テレジアを史実に近付けたって話ですが、それがそんなに今回のストーリーに絡んでもないし、原作のように、彼女自身がエドゥアルトに惹かれてたほうが、彼を遠ざける理由としてはしっくりくると思うんだけど。ユダヤということも、もちろん重要な要因でしょうけど、演出ではあまり伝わらないから…。もっとユダヤであることが、この時代のこの場所ではキツイ、ということがわかれば良いのでしょうが。だから、ラストでテレーゼと、フランツがエリヤーフーからの手紙を読んで言った台詞もいきない。 まぁ、それ以前にラストが変わっているのも不満なのですが。アーデルハイトをヒロインにするなら、ポスター差し替えが必要でしょう。 フランツはもっと気の毒な感じ。もっとエドゥアルトとの友情とかも描けたはず。 涙を流しながら熱演するちえちゃんはじめ、組子は本当に熱かったんですけどねぇ。 心中で、わたしならこういう脚本にするなぁって考えながらみてしまいました。
by moriko1012
| 2010-02-14 17:31
| 観劇レポ
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