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蝸牛記


日々の暮らし 読書メモ 観劇(レ・ミゼラブルなどミュージカル中心)メモ(筧利夫さん・今拓哉さん中心) 旅行メモ・最近は宝塚にも手を広げてしまいました。
by moriko1012
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ブロークバック・マウンテンを観る。

ブロークバック・マウンテン
どうしようかなぁと迷っていたのですが、今日何故か定時にあがれたので体力的にも経済的にも(水曜は1000円)今日しかない!と思い突発的に20時の回を観て参りました。お客さんは10人くらい?最後列センターで。なんてったって自由席。


んで、感想。微妙にネタバレでございます。ので未見の方はこれ以降はご覧にならないことをお勧めいたします。





せつなかったよ。どばーっと涙が出てくるわけではないんだけど、ぐっと来る映画。どちらかといえばイニス視点で進行していくんだけど、ジャックがいちいち切ないのです。最初に二人が関係を持ったところは、いまいち二人の感情に?だったんだけど、羊番の仕事が終わって、ジャックの車が去っていった後のイニスの慟哭に、決して語られることのない彼の感情の深さを感じた。
んで、4年後の再会。この時の荒々しさ。でもこれが長い長い二人の時間の本当の始まりだったんだろうなぁと、観終わった今は思う。

基本的にイニスは沈黙の人で感情をあまりあらわにしない(しかももごもご喋るのでほとんどヒアリングできませんでした←ワイオミング訛りなのか)ので、どちらかといえばジャックがイニスを追い求めているように見えたんだけど、それは違ったんだなぁと。イニスの離婚の知らせを聞いてうれしくって駆けつけたけど、イニスに帰るよう言われて泣きながら運転して、そのままメキシコに行って・・・とか、奥さんの友達の旦那との関係とか、ジャックの行動の裏にはイニスへの深い深い情があったのでしょうか。

ジャックが最初に「耐えられない」と感情を爆発させた後のイニスの爆発。そして彼を抱きしめるジャック。
あんな結末は、あっけなすぎてびっくりした。ジャックの生家であの夏の「思い出」を見つけたイニス。20数年たって二人はふたたびあの夏に還ることができたのかな。もちろん、後退した、わけではなく。

美しい自然が大画面でみられたのも良かった。羊がむくむくと群れていてなんだかほのぼのしたり。

エンドクレジットの途中で He was a friend of mine と流れてきた時は少し涙がこぼれました。

そうか、friend なんだよなぁ、と。同性愛の映画っていう話題が先行していたようだけれど、そういう面よりも、人間同士の魂の結びつきという見方がふさわしいんじゃないかな。
by moriko1012 | 2006-04-06 00:39 | 雑記
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